こんにちは!

代表理事の保田です。

 

本日はリハビリとはあまり

関係のない話ですが、

 

日ごろスマホやパソコンで

インターネットやゲームを

する人には大切な内容なので

最後までお読みください。

 

先日子供の通う小学校で

生徒と保護者を対象にした

ネットリテラシーについての

話があったので参加してきました。

 

ネットリテラシーとは

インターネットの便利さと脅威、

ルールを理解し、適確な情報を

利用して、よりよい情報発信を

することができる能力のことを

いいます。

 

最近の小学生は

Youtubeやtiktokなどを

閲覧するだけでなく、

自分で動画をアップするのが

当たり前になっているそうです。

 

しかしネットリテラシーを

持たずに動画をアップしたことが

きっかけで、自宅を特定されたり、

ストーカー被害にあったり、

恐喝にあったりといった事件が

頻繁に起こっており、

 

なかには会うことを強要され

直接的な被害を受けるケースも

あるとのことです。

 

そういった危険性を知った上で

インターネットとは関わらなければ

いけません。

 

ネットリテラシーが未熟な間は

保護者の監視下でネットと

関わるようにすることが

重要です。

 

家庭内でルールを作ったり、

設定でアクセス制限したり

することが必要です。

 

 

ネット依存を専門にしている病院の

医師によると、ネット依存に陥って

いる人は、日本では6人に1人も

いるそうです。

 

ネット依存に陥っている人の

年齢層は幅広く、下は7歳から

上は87歳までとなっている

とのことです。

 

年齢に関係なくネット依存に陥る

可能性があるわけです。

 

私が訪問診療している独居の高齢女性

の患者さんも、起きている間は常に

スマホゲームに没頭しており、

そのせいでひどい肩こりに悩んで

います。

 

スマホゲームを控えるように言っても

止めることができません。

完全にネット依存の状態です。

 

肩こりぐらいならまだいいのですが、

本当に怖いのはネット依存に陥った

人の脳を調べると、脳全体に壊死を

認めているという事実です。

 

過激な言い方をすれば、ネットや

ゲームのやり過ぎで脳が腐ってしまう

ということです。

 

1日30分以上ゲームやネットに

没頭するようだと影響が出始める

そうです。

 

ネットやゲームをする時間が

1日1時間未満の子供と

1日4時間以上の子供に

同じ問題のテストを受けさせて

点数を比較すると、

 

後者は約15点も点が低かったとの

調査結果が出ています。

 

中国ではネット依存が原因で

命を失う人まで出て社会問題に

なっており、国を挙げて対策に

乗り出しています。

 

 

ネットは調べ物をしたり、世界と

繋がったりする素晴らしいツール

です。

 

産業革命以上の恩恵を人類に

もたらし、社会を変革させた

と思います。

 

ゲームにしても、今ではe-sportsで

100億円プレイヤーが生まれたり、

e-sports関連の機器やイベント

などが仕事になったりするので

一概に悪いものとも言えません。

 

社会に適応できなかったにも関わらず、

ネットやゲームのお陰で救われている

人も多く存在します。

 

 

大切なのはいかにツールと正しく

付き合うかです。

 

どんなに素晴らしいツールでも、

使い方を誤れば恐ろしい凶器に

なってしまいます。

 

それは刃物やダイナマイト、核

などあらゆるものにおいて

言えることです。

 

そのものが持つ危険性を認識し、

振り回されず、自制心を持って

操れるようになることが必要なのだと

思います。