こんにちは!

代表理事の保田です。

 

新年がはじまりました。年間計画や目標を立てるのには絶好のタイミングです。

しかし新型コロナウイルスという不確定要素があることで、これからはじまる一年を見通しにくく感じていることと思います。

 

そこで少しでも見通しを明るくするために、これからの一年を大胆予測してみたいと思います。

 

現在オミクロン株による感染者数が世界中で急増しております。

1日の新規感染者数がアメリカでは100万人超、イギリスでは20万人超となっています。

そのうち大半がオミクロン株による感染となっております。

 

日本が新規感染者数が1,000人を超えたと騒いでいますが、欧米はケタ違いです。

現時点で日本においては何かしらかの要因(Facter X)によって感染が抑えられています。

Facter Xとして考えられているものに

・遺伝的要因

・BCG接種

・マスク、手指消毒の徹底

などがありますが、はっきりはしていません。

何かひとつが要因というよりかは、様々な要因が重なっていると思います。

 

昨年末から仕事の関係で渡米した友人によると、日本に比べてアメリカは感染予防意識がかなり低いということです。これだけ感染拡大しているにも関わらず、マスクや手指消毒を徹底している人の方が少ないそうです。

 

年末年始に帰省などで多くの人が移動しました。その影響で2週間後には感染者数が増えると思われますが、欧米ほど爆発的な感染を起こすことはないでしょう。

 

オミクロン株自体に対する検証も進んでおり、様々な論文が発表されています。

多種多様な意見がありますが、オミクロン株は感染力は強いものの重症化しにくいと報告しているものが多いです。

 

英スコットランドの研究では、新型コロナウイルスで最終的に入院が必要になった人の数を追跡しました。もしオミクロン株がデルタ株と同様の強さだった場合、すでに47人が入院していると予測されました。しかし実際は15人にとどまっているとのことです。

この結果から、オミクロン株に感染して入院治療を必要とする人の数が、他の変異株と比べて約3分の2少ないと研究者は指摘しています。ただ、研究の対象となった症例数は非常に少なく、重症化リスクのある高齢者の感染もほとんど含まれていないため、さらなる検討の余地はあります。

英インペリアル・コレッジ・ロンドンのオミクロン株分析では、同株の症状がデルタ株よりも軽いことが示唆されています。研究者たちは、免疫を獲得していない人がオミクロン株への感染で救急外来を利用する可能性は、デルタ株よりも11%低く、さらに集団免疫を獲得した場合ではは25~30%低くなるとしています。また1日以上の入院が必要となる確率も約40%低いとのことです。

南アフリカの研究でも、オミクロン株が、他の変異株よりも穏やかであることが指摘されています。

オミクロン株と、過去あるいは現在流行しているほかの変異株を比較したところ、病院での治療が必要になる確率が70~80%低い可能性があることが示されました。

「我々のデータは、オミクロン株の重症度が他の変異株と比較して低いという、ポジティブな見通しを示唆している」と、南ア国立感染症研究所(NICD)のシェリル・コーエン教授は述べています。

 

今後突発的に重症化しやすい株に変異する可能性はありますが、オミクロン株の感染拡大に関してはそれほど心配せずともよいと思われます。

 

英国のジョンソン首相も

「ロックダウン(都市封鎖)をせずとも新変異株のオミクロン株を克服する可能性は十分にある」

と述べ、現時点で規制強化の考えがないことを強調しました。

 

新型コロナウイルスは流行当初こそ未知な部分が多く、元々のコロナウイルスにはない特徴(サイトカインストームを引き起こし治療困難な肺炎を起こしたり、血管炎を誘発したり、血栓を形成したりするなど)を有しており脅威でした。

しかしコロナウイルス自体、もともとは風邪のウイルスです。もともと毎年のように世界中で流行していました。

感染者数を発表するから驚かされますが、それほど驚くことではありません。

もし「本日風邪にかかった人数は全国で1000人を超えました」と報道されても脅威に感じる人は少ないでしょう。

 

ウイルスの性質として、毒性が強すぎると感染した人間が死んでしまうため、ウイルス自身も死滅してしまうというものがあります。

そのため最終的には強すぎるウイルスは絶滅し、弱毒化したウイルスだけが生き残ります。

ウイルスにとって弱毒化していくことが進化なのです。

 

それと並行して人間もウイルスに対する免疫を獲得していきます。ウイルス感染の拡大とともに、ウイルスに対する免疫を有する人間も増えていくわけです。

過去に流行したペスト、天然痘、スペイン風邪などの流行が、自然に落ち着いていった歴史を振り返れば、新型コロナウイルスも同様の経過を辿るものと予測できます。

 

現代では医学も発達しており、mRNAワクチン以外の安全なワクチンや治療薬の開発も進んでいます。

 

 

まとめますと

 

新型コロナウイルス感染症に関しては、脅威となる時期は過ぎ去ったので、マスクや手洗い、手指消毒などの感染予防は継続しつつ、過度に恐れず、計画目標を立てましょう

 

となります。

 

今年もよろしくお願いいたします!