こんにちは!

代表理事の保田です。

 

ご高齢者は筋肉量や筋力が

低下し、思うように体を

動かすことができなくなり

ます。

 

進行すると寝たきりになったり、

食べ物を摂取できなくなったり

してしまい、命を失ってしまう

こともあります。

 

このような状態をサルコペニア

と呼びます。

 

サルコペニアとは

ギリシャ語の

筋肉(sarx)と喪失(penia)

を組み合わせた造語です。

 

サルコペニアの原因は明らかに

なっていませんが、

 

・老化

・運動不足

・栄養不足

・ホルモンバランスの崩れ

・神経の病気

 

などが組み合わさって

筋肉に影響して起こると

考えられています。

 

 

九州大学の研究報告によると

久山町の1371人を調査した

結果、サルコペニアと診断

されたのは

 

男性

65-74歳 7.5%

75-84歳 7.4%

85歳以上 34.0%

 

女性

65-74歳 3.4%

75-84歳 10.2%

85歳以上 24.6%

 

でした。

 

サルコペニアになる人は

年齢が進むにつれ増え、

85歳以上では約3割の人が

サルコペニアになっている

ことが分かります。

 

 

ではサルコペニアになると

どれほどの死亡リスクが

あるのでしょうか?

 

 

4年後に死亡した人の割合を

算出したところ、

 

サルコペニアと診断された

人たちはサルコペニアでは

ない人たちに比べ、

 

死亡リスクが2.45倍にも

なっていました。

 

体に悪い代表格である

タバコでさえも死亡リスク

男性で1.6倍、女性で1.9倍

です。

 

サルコペニアがどれだけ

危険か分かりますよね。

 

 

サルコペニアの原因のうち

老化やホルモンバランス、

神経の病気などは対応が

難しいですが、

 

運動不足や栄養不足や

対応可能です。

 

 

栄養に関しては特に

タンパク質を意識して

摂取することが重要です。

 

タンパク質は大豆や

大豆製品(豆腐、納豆など)、

肉、魚に多く含まれています。

 

食事をとることが難しいので

あれば、高蛋白質のセリーや

ムース、スープ、ドリンクなどが

色々と販売されているので

試してみてください。

 

 

運動不足に対してはリハビリ

が重要です。

 

 

介護保険サービスであれば

・デイケア(通所リハビリ)

・デイサービス

・訪問リハビリ

 

医療保険サービスであれば

・訪問マッサージ

 

を利用することでリハビリを

受けることができます。

 

 

余裕のある方は保険外サービス

(トレーニングジムなどの

自費サービス)を検討しても

良いと思います。

 

 

栄養と運動をバランス良く

取り入れることでサルコペニア

を予防し、寿命を延ばすことが

できます!