こんにちは!

代表理事の保田です。

 

今日は朗報があります!

 

1年ぶりの講座開催決定しました👏

 

昨年は機構の体制強化に

注力したため、外部に向けての

講座開催は行いませんでした。

 

今年は盤石の体制が整いましたので

満を持して講座を開催します!

 

今までとはコンセプトを変えて

機能訓練指導に関わるすべての方の

ために講座設計しました。

 

受講していただく方が貴重な時間と

お金を費やすのに値するような

講座にしようと懸命に考え作りました。

 

追って詳細はお知らせしますが、

日時と場所はお伝えしておきますので

ご興味のある方はスケジュール

空けておいてくださいね!

 

日時:2020年4月26日(日)

10:00~13:00

場所:神奈川県横須賀市

対象:機能訓練指導員はじめ

機能訓練を基礎から

しっかり学びたい方

 

受講すれば機能訓練を基礎から

しっかりマスターできる内容に

なっています。

楽しみにお待ちください!

 

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ここからが本題です。

 

 

前回扱ったサルコペニアとも

関連したものに

【フレイル】というものが

あります。

 

以前にも取り上げたことが

ありますが、大切なテーマなので

もう一度詳しく説明しておきます。

 

フレイルとは「虚弱、老衰、衰弱」

を意味するFrailtyが語源です。

 

フレイルの定義は

「加齢に伴う予備能力低下のため、

ストレスに対する回復力が低下した

状態」

となっています。

 

簡単にいうと、年をとったことで

外部からのストレスに対応するのが

苦手となり、回復力が低下した状態を

フレイルといいます。

 

体のみならず、心が弱ったり、

社会との関りが苦手になったり

することもフレイルの原因と

なります。

 

サルコペニアと同様、医療業界では

話題になることが多くなっており、

2016年に閣議決定された

『ニッポン一億総活躍プラン』にも

「高齢者のフレイル段階での進行停止

(フレイル対策)」という記載が

盛り込まれています。

 

フレイルの段階であれば、対策する

ことで健康な状態に戻ることが

できます。

 

そのためには、まずフレイルで

あることを診断しなければ

なりません。

 

統一された診断の基準はまだ

ありませんが、診断法のひとつ

として

 

1.体重減少(6か月で2~3kg以上)

 

2.筋力低下(握力男性<26kg

女性<18kg)

 

3.疲労感(ここ2週間わけもなく

疲れた感じ)

 

4.身体活動低下(軽い運動や体操、

スポーツなど週に1回もしていない)

 

5.歩行速度低下(<1m/秒)

 

のうち3つ以上当てはまれば

フレイル、

 

1~2個当てはまればフレイルの

前段階となります。

 

フレイルの人は高齢者の約10%

前後いると推計されています。

 

フレイルになるきっかけは

運動不足や偏った食生活、

痛みや難聴、意欲低下、うつ、

生活習慣病、心疾患など多岐に

わたります。

 

対策としてはサルコペニアと同様

栄養をバランスよく摂取することと

運動が重要です。

 

食事は野菜や果物、魚、豆類、

オリーブオイルなどの摂取を

心がけましょう。

 

運動はレジスタンス運動、

バランストレーニングなどを

組み合わせた運動を継続して行い、

少しずつ負荷を増やすことが

推奨されています。

 

フレイルは進行すると

要介護状態となり、やがて

生命の危機に陥ります。

 

在宅リハビリを普及することは

フレイル対策につながります。

 

ニッポン一億総活躍を実現する

ためにも、在宅リハビリの普及が

求められています。