「年をとると鈍くなる」は本当?

こんにちは!

代表理事の保田です。

 

よく「年をとると鈍くなる」と

言いますが、これは本当

でしょうか?

 

確かに僕も気付かないうちに

アザができていたりして、

年々鈍くなっているのかなと

感じることがあります。

 

 

手術後の患者さんをみていると

若者はとても痛がります。

 

(ただし子供は手術後でも

ケロッとしています。

これは神経が未発達なためと

言われています。)

 

逆にご高齢の方は手術後の

痛みの訴えは減る傾向に

あります。

 

これは年とともに神経が

鈍くなるためと言われて

います。

 

ただこのような傾向は全員に

当てはまるわけではありません。

 

軽傷にもかかわらず

「痛い、イターイッ」と

大騒ぎするご高齢者も結構

います。

 

痛くて大騒ぎするご高齢者は

認知症の方がほとんどです。

 

 

年とともに鈍くなるのか、

敏感になるのか判断するのは

難しいです。

 

 

医学的には年とともに

末梢神経は減少し

神経の機能が低下するので

 

手足を動かすのが苦手に

なったり、感覚が鈍く

なったりするのが分かって

います。

 

 

一方で神経が変化することで

痛みを感じやすくなることも

あります。

 

 

年とともに鈍くなる

可能性も、敏感になる

可能性も考えられます。

 

 

認知症との関連は

どうでしょうか?

 

アルツハイマー型認知症

では脳灰白質の神経細胞が

減少するため痛みを感じ

にくくなります。

 

血管性認知症では

脳白質への血流が減少し

痛みの記憶が増強します。

 

認知症のタイプによって

鈍くなる人と敏感になる人

に分かれるわけです。

 

(アルツハイマー型認知症とは

脳の記憶を司る部位に異常な

タンパク質が蓄積し、脳が萎縮

するもの、

 

血管性認知症とは脳梗塞や

脳出血によって起こる

ものです。)

 

 

結論としては年をとると

鈍くなるとは一概には

言えないようです。

 

認知症のタイプによって痛みの

訴え方が異なるのを知って

おきましょう!