メタボで腰が悪くなる

こんにちは!

代表理事の保田です。

 

メタボという言葉は

テレビでもよく耳にするので

あなたもご存じかもしれませんね。

 

メタボの正式名称は

メタボリック シンドローム

といいます。

 

メタボを簡単に説明すると、

内臓脂肪が増えて肥満になる

ことをきっかけに

高脂血症、高血糖、高血圧と

なる状態です。

 

運動不足・食べすぎなどの

積み重ねが原因である場合が

多く、

 

生活習慣を改善する

事により、将来的に重篤な

病気(心筋梗塞、脳梗塞、

脳出血など)を

 

予防することに繋がるため、

国も重要視しています。

 

 

実はメタボが腰を悪くする

ことにも関係していることが

最近になって分かってきました。

 

メタボになると本来脂肪が

あまり存在しない場所に

脂肪が増えます。

脂肪肝などの内臓脂肪が

有名ですが、

 

腰の脊髄神経の通り道

(腰部脊柱管)にも脂肪が

増えることが分かって

きました。

 

(脊髄神経とは下肢の運動や

感覚、排便・排尿などを

司る神経の束です。)

 

腰で脊髄神経の通り道が

狭くなることで、歩きにくく

なったり、便や尿の調節が

苦手になる病気を

腰部脊柱管狭窄症と

いいます。

 

通常は長年腰にかかった負担や

加齢による影響で、腰の椎間板や

靭帯、骨などが出っ張ってきて、

脊髄神経の通り道を狭くします。

 

しかしメタボの人は脂肪によって

脊髄神経の通り道が狭くなって

腰部脊柱管狭窄症になって

しまうわけです。

 

腰部脊柱管狭窄症が進行した

結果、休憩なしで歩行を5分以上

できなくなったり

(間欠性跛行「かんけつせいはこう」

といいます)、

 

下肢の麻痺が出現したり、

便や尿の調節ができなくなった

場合、手術の適応になります。

 

通常は手術で出っ張った椎間板や

靭帯や骨を取り除くことで

間欠性跛行を改善することが

できます。

(残念ながら麻痺やしびれは

治りにくいですが・・・)

 

しかし脂肪が原因の場合、

手術をしても間欠性跛行が

残ってしまいます。

 

そこで手術前にダイエットを

行ってから手術を行ったところ、

間欠性跛行の改善が認められ

ました。

 

このような結果から、メタボが

腰に悪さをすることと、

メタボ対策をすることで腰の治りが

良くなることが分かります。

 

 

またメタボになると内臓脂肪が

肥大することが分かっています。

 

肥大した内臓脂肪からは炎症を

引き起こす物質(IL-1β、TNF-α等)

が分泌され、痛みが出現します。

 

逆に運動や食生活の改善をして脂肪が

減ると、痛みは軽くなります。

 

私自身の経験ですが、30歳の頃、

1年で15㎏ほど太ってしまった

時期があり、腰痛持ちになって

しまいました。

 

ぎっくり腰で1週間寝込んで

しまったことをきっけけに、

運動・食生活の改善を行い

元の体重に戻したところ

腰痛は治りました。

 

 

運動や食生活の改善などの

メタボ対策は、

高血圧、糖尿病、高脂血症

などの生活習慣病と、

 

それによって引き起こされる

心筋梗塞、脳梗塞、脳出血など

を予防できるばかりではなく、

 

痛みや腰部脊柱管狭窄症の

予防や治療にもなります。