骨粗しょう症治療で骨折が増える?

こんにちは!

代表理事の保田です。

 

はじめにインフォメーションを

させていただきます。

 

日時:2020年4月26日(日)

10:00~13:00

場所:神奈川県横須賀市

 

対象:機能訓練指導員はじめ

機能訓練を基礎から

しっかり学びたい方

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転倒予防、介護予防、

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ここからが本題です。

 

前回は、骨粗しょう症の治療薬で

よく使われるもののひとつである

ビスフォスフォネート製剤

(以下BP製剤)を使用している

人に、大きな問題が生じていると

いうところまでお話しました。

続報!そして骨粗鬆症の恐怖

 

今回はその続きです。

 

BP製剤が登場したことで、

骨粗しょう症の治療が飛躍的に

進みました。

 

しかしそのいっぽうで、

BP製剤が多く使われるように

なったことで、それまで認める

ことが少なかった症状が多く

出現しました。

 

それは

 

【非定型大腿骨骨折】

 

です。

 

非定型大腿骨骨折とは、

普通には見られないタイプ

(非定型)の骨折が

大腿骨(太ももの骨)に

起こることです。

 

何が普通ではないかというと、

本来だと折れるはずのない軽い

衝撃で大腿骨が折れてしまったり、

 

本来だとめったに折れない場所

(骨の真ん中らへん)で折れたり

するという点です。

 

 

なぜ骨折を予防する薬である

BP製剤で骨折が増えてしまう

のでしょうか?

 

明確な答えは出ていませんが

いくつか説があります。

 

ひとつ目の説は、BP製剤の

効果の現れ方が、大腿骨の

場所によって異なるためだと

いうものです。

 

大腿骨の股関節近くの部分の

強度は強くなるいっぽう、

真ん中部分の強度があまり

強くならないため、

 

結果的に真ん中で折れやすく

なるのではという説があります。

 

 

もうひとつの説は

BP製剤を内服している人

全員に非定型大腿骨骨折が

起こるわけではないことから、

 

生まれつき非定型大腿骨骨折を

起こしやすい人がいるのでは

というものです。

 

非定型大腿骨骨折は、

大腿骨が弯曲している人に

多いことや、アジア人に多い

ことは分かっています。

 

他にも骨代謝に関係する

遺伝子が影響している可能性も

あるとする論文も発表されて

います。

 

 

いずれの説も決定打に欠けており、

さらなる原因究明が求められて

います。

 

 

「そんな薬なら使わなければいい」

と思うかと思いますが、一般的に

よく見られる骨折である大腿骨

の股関節周囲の骨折や、

 

背骨や腰の骨折を予防する効果が

高いため、よく使われています。

 

 

ちなみに私はBP製剤を

ファーストチョイスには

しないようにしています。

 

どうしても使用する際は

活性型ビタミンD3製剤と併用

するようにしています。

 

なぜなら活性型ビタミンD3製剤と

BP製剤を併用することで非定型

大腿骨骨折を予防できるという

論文が発表されているからです。

 

 

薬にはどうしても副作用の

問題がついて回ります。

 

理想はやはり生活習慣の改善に

よって骨粗しょう症予防を

行うことでしょう。

 

前回説明したように生活習慣の

改善は

 

・ビタミンDを含んだ食品を摂取

(魚類やキノコ類など)

 

・ビタミンKを含んだ食品を摂取

(納豆、鶏もも肉、ホウレンソウ、

小松菜、モロヘイヤ、キャベツなど)

 

・日光に1日20分以上

当たるようにする

(手や足を窓越しに日に当てる

だけでも効果あり)

 

・足に体重をかける運動を心がける

(ウォーキングや踏み台昇降運動、

縄跳びなど)

 

です。

 

簡単にできることなので

ぜひ実践してください。