ワクチンを腕に打つ本当の理由

こんにちは!

代表理事の保田です。

 

インフルエンザや新型コロナウイルス

のワクチンは腕に注射されますが、

なぜ腕なのか考えたころありますか?

 

これにはちゃんと理由があります。

 

口から投与するロタウイルスワクチンや

皮下に注射する麻疹・おたふくかぜ・

風疹ワクチン以外のほとんどのワクチンは

筋肉内に投与(筋肉内注射)されます。

 

筋肉のなかでも肩をおおう三角筋に

筋肉内注射するのが一般的です。

 

 

なぜ筋肉なのでしょうか?

また筋肉のなかでもなぜ三角筋

なのでしょうか?

 

 

筋肉がワクチン投与に適しているのは、

筋肉組織に重要な免疫細胞があるから

です。

 

筋肉組織内の免疫細胞は、

ワクチン接種によって注入された

ウイルスや細菌の抗原を認識し、

免疫反応を起こします。

 

(新型コロナウイルスワクチンは、

抗原を作り出すための設計図である

mRNAやDNAを投与しています)

 

三角筋内の免疫細胞は抗原を

拾い上げリンパ節に提示します。

 

リンパ節は免疫システムの

重要な役割を果たしている部位で、

ワクチンの抗原を認識すると、

ウイルスや細菌を攻撃する抗体を

作ります。

 

リンパ節は抗体を作る工場の

ようなものです。

 

多くのワクチンが三角筋に注射

されるのは、脇の下にある

リンパ節に近いからです。

 

ただし乳幼児は腕の筋肉が

小さいため、鼠径部

(太ももの付け根)の

リンパ節に近い太ももに

ワクチンを接種します。

 

 

三角筋にワクチンを注射する

もうひとつの理由は、ワクチンに

よる局所反応(赤く腫れたり

痛みが出る反応)を局所的に

するためです。

 

もし筋肉ではなく皮下の脂肪組織に

ワクチンを注射した場合、ワクチンが

拡がり、局所反応が強く出る可能性が

高くなります。

 

ワクチンを三角筋に投与する

もう一つの理由は利便性です。

 

伝染病の流行時には、短期間に

できるだけ多くの人にワクチンを

接種する必要があります。

 

集団予防接種の会場で袖を

まくるだけで注射できる

三角筋が接種部位として

適しています。

 

以上の理由からワクチンは腕に

接種するんです。