こんにちは、
代表理事の保田です。
近年、科学技術の発達に伴い
医療に革命が起きています。
科学技術の発達と聞くと、
あなたは先進国での
話だと思うかもしれません。
しかし新興国でも先進諸国を
追い越す勢いで、医療と科学技術
の融合による新しいシステムが
次々に生み出されています。
なかでも注目すべきは、
『モバイルヘルス革命』
が起こっているアフリカです。
アフリカではモバイルの浸透が
驚くほど高く、マサイ族でさえ
一人一台携帯端末を保有して
います。
初めはお金の送金を携帯端末で
行えるシステムが生まれたことで、
飛躍的に携帯端末が普及しました。
この携帯端末の普及を利用し、
医療システムが次々に生まれて
います。
南アフリカではベンチャー企業が
聴覚検査をスマートフォンで
行えるアプリを開発し、米国
耳鼻科学会でも認められ、アプリ
配布されています。
ウガンダではアプリと連動した
専用ベストを着用すれば、
体温と呼吸状態をモニターし、
肺炎を診断するツールが開発
されています。
このツールにより肺炎と症状が
似ているマラリアを誤診する
ことが少なくなります。
ケニアではスマートフォン
アプリiSkiCureにより、
処方薬をアプリで
購入後24時間~48時間以内に
自宅で入手できるようになって
います。
これはamazonの流通システムを
利用し可能となっています。
ガーナでは住所制度が整備
されていないため、救急車は
目的地にたどりつくことが
困難です。
そこで住所のかわりになる
位置コードを割り振り、
アプリを通して救急車を
呼べば、位置コードに来て
もらえるシステムが構築
されました。
ナイジェリアでは乳幼児死亡
の主な原因のひとつである
無呼吸発作を検知する
システムを開発し、アプリ化を
進めています。
アフリカで医療に関わる
モバイルアプリの開発が
こんなにも進んでいるとは
思いもよらなかったのでは
ないでしょうか。
医療機関にアクセス困難な
アフリカだからこそ生まれた
医療改革だと思います。