こんにちは、
代表理事の保田です。

先週、かねてより活動に参加している

『葉山つながりプロジェクト』

の園芸チーム、養生チームの方々に向けて勉強会を開催しました。

養生チームを率いているタッチケアサービスの方々とは以前から交流があり、タッチケアサービスが得意とするアロマセラピーの手技と、当機構のリハビリスキルの両方を取り入れた講座を現在作成中です。

今回は初めて園芸チームの方々と、園芸とリハビリのジョイントを目的にお会いしました。

実は園芸とリハビリは非常に相性が良いんです。

たとえば種まきや花摘みをする様子を想像してみてください。

しゃがみこむか、低い台に腰をかけた状態で作業します。
その場の作業が終われば、立ち上がり移動し、またしゃがみます。

この作業を行うことで自然と足腰が鍛えられます。

同時に手先を使うので手指や腕のリハビリにもなります。

それも作業を楽しみながら無理なく自然にリハビリができてしまうんです!

それだけではありません!
園芸の良いところは育てるだけでは終わらないところです。

葉山つながりプロジェクトではオハナデイサービスにご協力をしていただき、利用者さんと一緒にハーブや農作物を育て、

さらに収穫したハーブを抽出してフローラルウォーターを作ったり、収穫したものを使って飲み物や食べ物を作ったりまでしています。

自分たちの手で育てたものを収穫し、フローラルウォーターを作ったり、食する喜びに、利用者さんたちは生き生きするそうです。

普段からは想像もできないほど活発に動き回るかたもたくさんおられるそうです。

「楽しみながらリハビリになる」
状態は、まさに当機構が目指している究極の形です。

今回は園芸チームから出された質問に、リハビリ的な観点で回答する形での勉強会となりました。

質問内容は現場から出されただけあって、こちらとしても非常に勉強になるものでした。

例えば、

「前方に種を植えた後、前方から介助できない状態で、イスから立ち、向きを変えて歩き出すときのスムーズな介助の方法は?」

「種まき、間引き、花摘みなど前傾しなくてはならない場合の重心のとり方と支え方は?」

「ハサミなどを使う際にスムーズに指が動くための運動は?」などです。

回答するのが大変な質問ばかりでしたが、

このような現場から出される疑問に答えることが、すばらしい講座を作ることにつながります。

今後、園芸を取り入れた園芸リハビリの講座も作っていくことになりました。

こちらも楽しみにお待ちくださいね!