こんにちは!

代表理事の保田です。

 

ドイツ神経変性疾患センターが、

認知症予防に有酸素運動が効果的

であることを証明する、新たな

研究結果を発表しました。

 

有酸素運動とはウォーキングや

ジョギング、サイクリング、水泳など

長時間継続して行う運動です。

 

酸素を使って糖や脂肪を分解し

エネルギーを生み出すので

有酸素運動といいます。

 

有酸素運動を行うと心肺機能が

高まります。

 

心肺機能が高まると、脳の灰白質

(認知機能低下や老化に関与する部分)

の総容量が増加することが、今回の

研究で明らかになりました。

 

 

この研究はドイツの二つの地域で

1997年から2012年までの15年間、

2013人を対象に行われました。

 

その結果、心肺機能が高い人は

MRIで脳で灰白質量が多いことが

確認されました。

 

今までも有酸素運動が認知機能低下を

予防する可能性は色々と報告されて

きましたが、この研究のユニークな

点は、有酸素運動が脳の構造に影響を

与えることを証明したということです。

 

有酸素運動を行うことは、心肺機能を

高め、心不全や呼吸器疾患の予防に

なるばかりではなく、脳の灰白質を

増やします。

 

メイヨ―クリニック(アメリカにある

世界的に有名な医療施設)の専門家

によると、中程度の定期的な運動

(週150分)が推奨されています。

 

1日に換算すると20分強となります。

 

1日20~30分のウォーキングで

認知症が予防できるのであれば

やった方がいいと思いませんか?

 

心肺機能を低下させないためには

有酸素運動以外にも

 

・健康的な食習慣

・健康的な体重レベルの維持

・血圧の管理

・コレステロール値のコントロール

 

が重要です。

 

どれもコントロール可能な

ものです。

 

ぜひ心がけてください。