こんにちは、
代表理事の保田です。
今日は運動器の慢性的な
痛みにつていのお話を
したいと思います。
体を動かすのに使う器官を
総称して運動器と呼びます。
具体的には骨、関節、筋肉、
神経などです。
このような運動器が日常的に
痛い状態の方が日本ではたくさん
います。
腰痛や肩こり、関節痛、
神経痛などはすべて運動器の
痛みです。
10代ではスポーツに関連した
痛み、
20代以降は労働などに関連した
痛み、
50代以降は加齢に伴う痛み
が多いです。
運動器の慢性的な痛みに対して
どんな治療が有効だと思いますか?
まず頭に浮かぶのは痛み止めだと
思います。
現在慢性的な痛みに対して使える
痛み止めはたくさんあります。
しかしいずれの薬も長期間服用
していると副作用が出現してきます。
ですので痛み止めだけに依存するのは
危険です。
ではどのような治療を行うのが
よいのでしょうか?
実は運動が慢性的な運動器の
痛みには有効なんです。
このことは全国規模で行われた
研究で明らかになりました。
この研究では、
・運動を行って治療した人
(具体的には体幹筋力強化と
ストレッチを1日2セット行った)
・痛み止めだけを使って治療した人
を比較しました。
その結果、なんと
運動で治療した人の方が、
機能障害と生活の質が改善し
ていました!
鎮痛効果に関しては、運動で
治療した人も痛み止めで
治療した人も同等に得られて
いました。
同様の結果は海外の研究でも
報告かれています。
運動の内容に関しては
軽いものでも良いと
されています。
大切なのは継続することです。
個々の状態に合わせて、
負担にならず毎日続けられる
ような運動を行ってください。