こんにちは!

代表理事の保田です。

 

以前から運動がガンに対して

良い影響を及ぼすことは

知られていました。

 

僕も悪性リンパ腫の治療中、

できるだけ運動を行うように

していました。

 

 

しかしながら、どのようにして

運動がガンに対して良い影響を

及ぼすのかは明らかになって

いませんでした。

 

この度、スウェーデンの

カロリンス研究所が、

 

運動によって免疫系の

細胞傷害性T細胞

(ガン細胞を破壊することに

特化した免疫細胞)

の代謝が変化し、

 

その結果、細胞障害性T細胞が

活性化し、ガン細胞を攻撃する

能力を向上させることを確認

しました。

 

 

この研究はガンを発症した

マウスに対して行われました。

 

ガンのマウスを二つのグループに分け、

一方は運動をさせ、もう一方は運動を

しないようにしました。

 

その結果、運動をさせたマウスの方が

運動をしなかったマウスに比べて、

ガンの増殖が遅くなり、死亡率が

低下していました。

 

さらにマウスから細胞障害性T細胞を

除去したのち、運動をしたマウスと

運動をしないマウスを比較したところ、

運動によるガン抑制効果が無効になりました。

 

さらにさらに、運動をしたマウスの

細胞障害性T細胞を運動をしなかった

マウスに移植したところ、ガン抑制

効果を認めました。

 

このことから、運動によって

細胞障害性T細胞に変化が生じ、

ガンを抑制することが証明されました。

 

 

日本でも最近になってようやく

ガンに対してリハビリを積極的に

行うことが一般的になって

きました。

 

正直、ガン治療中は体を動かすのが

億劫になります。

 

それでも無理に動くことで

体のだるさや痛みは軽減しますし、

治療効果も上がります。

 

このことは健康な人にもいえます。

 

体内では誰しも毎日ガン細胞が

作られています。

 

運動することで障害性T細胞が

日々作られるガン細胞を破壊

してくれます。

 

つまりガン予防になります。

 

ガン治療、ガン予防両方の観点から

運動が重要なのです!