こんにちは!
代表理事の保田です。
あなたもお気付きかと思いますが、
新型コロナウイルス感染症が
流行したことで、インフルエンザ
ウイルスの流行が認められません
でした。
この要因のひとつとして、感染予防が
徹底されたことがあげられます。
ただ、これだけでは説明がつきません。
最も大きな要因は『ウイルス干渉』
です。
ウイルス干渉とは、あるウイルスが
流行すると、他のウイルスが感染する
宿主がいなくなり、駆逐されてしまう
現象です。
今回のケースでいえば
新型コロナウイルスが流行した
ことで、インフルエンザウイルス
が感染することができなかったと
考えられます。
そのような状況下で、2種類の
インフルエンザウイルスが絶滅
した可能性があります。
例年流行する季節性の
インフルエンザウイルスは
大きく分けてA型B型の
2種類があります。
A型さらに表面のタンパク質
によって亜型に分類されます。
B型はB/YamagataとB/Victoria
という2つの系統に分かれて
います。
このうち
A型インフルエンザウイルス
H3N2のひとつ3c3.A、
B型インフルエンザウイルス
のひとつB/Yamagata
が2020年3月以降、確認
されていません。
専門家のなかでは、この2種の
インフルエンザウイルスが
絶滅した可能性もあるという
意見があります。
新型コロナウイルスが脅威である
ことは間違いありませんが、
インフルエンザウイルス感染を
減らしたというプラスの面も
あったわけです。
インフルエンザウイルスが原因で
お亡くなりになる方が、変動は
ありますが国内だけで年間約1万人
いることを考えると、
約1万人の命が救われたとも
考えられます。
あなたやあなたの周りの方が
新型コロナウイルスに感染
したならば不快に感じるかも
しれませんが、
物事を全体性で捉えて考える
大切さを伝えたかったので
あえて過激な私見を述べさせて
いただきました。
不快に思われた方もいるかと
思いますがご理解の程よろしく
お願いいたします。