あなたは体と脳を破壊するものと聞いて何を思い浮かべますか?

タバコやコレステロール、ドラッグなどを思い浮かべたと思います。

確かにそれらも脳と体を破壊する原因になります。

実はそれ以上に身近で危険性の高いものがあるんです。

それは

肥満

です。

あなたは肥満とは無関係と思って安心したかもしれません。

しかし無関係と考えるのは間違いです。

世界保健機関(WHO)のデータによると、19億人以上の成人が太り気味で、6億5千万人が肥満であるとされています。

食事が十分ではない多くの国を含めても、3~4人に1人が太り気味ということです。

見た目は太っていなくても、内臓脂肪が多い『かくれ肥満』の可能性もあります。

肥満が体と脳に及ぼす影響について解説します。

肥満の健康に及ぼす被害

肥満は

■心血管疾患

■2型糖尿病

■慢性炎症(認知症のマーカー)

と一般的に関連しております。

太りすぎは

■心血管疾患

■2型糖尿病

■低悪性度炎症

のリスクを高めます。

内臓脂肪に注意

エリナ・ヒッポネン教授(UniSAのオーストラリア・プレシジョン・ヘルス・センター所長)は

肥満、特に内臓の周りにある余分な脂肪が健康に特に有害な影響を与えることがますます認識されています。 比較的正常な体重の人であっても、腹部周辺の過剰な体重は心配の種になるかもしれません

と述べています。

体脂肪が脳を破壊する

University of South Australia の研究者が、体脂肪が認知症や脳卒中のリスクを高める可能性を発表しました。

研究では 約2万8,000人の脳の灰白質を調べました。

その結果

■体脂肪の増加が脳の灰白質の萎縮を増加させる

■脳の健康状態を低下させるリスクが高くなる

ということが明らかになりました。

灰白質は、行動のコントロール、筋肉や感覚の活動、学習、注意、記憶などを司る脳の重要な部分です。

まとめ:肥満をコントロールし体と脳を守ろう

肥満や体脂肪の増加は体と脳の両方を破壊します。

肥満は

食事によって摂取するカロリー<運動で消費するカロリー

とすれば肥満は防ぐことができます。

とても簡単な公式です。

そのためには習慣を変える必要があります。

習慣に関してはこちらの記事を参考にしてください。

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