こんにちは、
代表理事の保田です。
先週土曜日、大阪で 『在宅医療リハビリ修士養成講座』を開催しました。
台風が近づいていたため、天気がどうなるか心配でしたが、上陸1日前であったため、大きな影響がなくて済みました。
今回は、回復期病棟の看護師さん、介護施設で体操を担当している方、柔道整復師の先生と様々な職種の方がご参加くださいました。
それぞれの立場から色々な質問があり、私としても多くの気付きがありました。
例えば、
「体重が重たくて下肢の力が弱いため、自力で立った姿勢を保つことができない人には、どのように対応したらいいのか?」
といった、介護現場で働いている方ならではの質問が出されました。
せっかくなので、あなたならどうするか、少し考えてみてください。
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どうですか?
答えは浮かびましたか?
ひとつめの質問に対しては、以下のように認定講師の高澤は回答しました。
まず立ち上がるまでの動作(膝を曲げる→お辞儀して頭を前に出す→両足に力を入れさせる)を声掛けをしながらしっかりと動きを意識させ、重心を前に移動させつつ、ご本人の力を最大限に引き出します。
介助はあくまでもサポート程度にすることがポイントです。
ご本人の力を最大限に引き出すことで、立ち上がるだけでもリハビリになります。
どうしても立ち上げることができないようであれば、前方に立って両手を支えてあげるか、体を寄せて抱きつくようにして、体ごと支えてあげます。
この際もご本人の力をできるだけ引き出すことを意識します。
ご本人の力を引き出すと、介助する人の負担を減らせるというメリットもあります。
他の質問として
「ベッドのはしに腰をかけたが前に移動できない人が多いが、どのように介助してあげればいいのか?」
といったものがありました。
この質問についてもあなたなりに考えてみてください。
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どうですか?
答えは浮かびましたか?
この質問に対しては、左右交互に重心を移動させながら、お尻の片側が浮いたタイミングで前方に引き出してあげる方法を伝授しました。
人は重心がずれて不安定になるほど移動しやすくなります。
例えば寝ているような安定した状態と、立っている不安定な状態を比較すると、立った状態の方が移動しやすいですよね。
それと同じ原理です。
このように現場での疑問、悩みの多くは、リハビリで解決できます。
あなたも何かお困りのことや疑問がありましたら、お気軽にご質問くださいね。
11月12日(日)には、再び大阪で個別リハビリを学ぶための『在宅医療リハビリ指導士養成講座』を開催します。
すでに定員6名のところ5名のお申し込みをいただいております。
先着順となっていますなので、もし関西方面にお住いのお知り合いでご興味のなる方がいるようでしたら教えてあげてくださいね。
詳しくはこちら→
http://senryaku7step.kenko-sosei.com/lp/shidoushikouza