こんにちは、
代表理事の保田です。
サルコペニアという言葉を
耳にしたことはありますか?
最近、寿命だけではなく
健康寿命を延ばすことが
大切だとされています。
そのために生まれた概念が
サルコペニアです。
サルコペニアとは
「加齢による筋肉量減少」
を意味します。
サルコペニアの原因としては
単に加齢に伴って筋肉量が減少
する以外にも、
・病気(ガンや内臓の病気、感染症)
によって筋肉量が減少する
・栄養状態が悪くて筋肉量が減少する
(特にタンパク質不足)
・運動不足で筋肉量が減少する
などがあります。
サルコペニアの診断基準の
ひとつに握力があります。
男性であれば握力30㎏以下、
女性であれば握力20㎏以下
になるとサルコペニアの
可能性があります。
(他にも歩行速度や骨格筋量なども
診断基準に含まれますが、
測定が難しいのでここでは
割愛させていただきます。)
サルコペニアによって筋力が
低下すると、つまずいたり
転倒することが増えます。
その結果、打撲や捻挫、骨折
などの機会が増えてしまいます。
場合によっては寝たきりの
原因になってしまいます。
またサルコペニアの人は
アミノ酸が不足しています。
アミノ酸の不足はケガやキズの
治りが遅くなります。
サルコペニアを予防するには
有酸素運動(散歩など)や
筋力トレーニングなどの運動
を行ったり、
タンパク質・アミノ酸(大豆、卵、魚、肉など)、
ビタミンD(魚、きのこなど)、
多価不飽和脂肪酸(えごま油、
アマニ油、チアシード、魚介類、
海藻類など)
の摂取を心がけることが
重要です。
ご高齢者には日々の生活で
運動と栄養に気を配るよう
アドバイスしてくださいね。