こんにちは!

代表理事の保田です。

 

あなたもニュースでご存じの通り

ヨーロッパでは再び感染者数が

激増し、ロックダウンが再開

されています。

 

感染者が激増した要因は

 

・マスクや消毒が徹底されていない

・夏のバカンスで人の移動が活発になった

・文化的にスキンシップが多い

 

などいろいろと考えられますが、

 

一番の原因はウイルスそのものに

あるようです。

 

スイスとスペインの研究チームが

10月28日に発表した論文によると、

ヨーロッパで夏以降流行している

新型コロナウイルスは、

 

7月にスペイン東北地方の

農場労働者から見つかった

 

20A.EU1 変異ウイルス

 

が瞬く間に広がったものだと

いうことです。

 

20A.EU1 変異ウイルスは

新型コロナウイルスが

変異をしてさらに進化した

新・新型コロナウイルス

です。

 

さらに新型コロナウイルスが

人の体内に侵入するのに重要な

役割を担っているスパイク

タンパク質が変異した

新・新型コロナウイルス

 

20A.EU2変異ウイルス

 

が確認され、フランスでの

感染流行の原因となっています。

 

 

20A.EU1, 20A.EU2ともに

感染力が増している可能性が

高いようですが、致死率が高いかは

まだ分かりません。

 

 

今後、変異した新・新型コロナウイルスが

日本に入ってくる可能性もあります。

 

とはいえヨーロッパと同じように感染拡大

するかどうかは分かりません。

 

なぜならばウイルスによる影響は

人種による差があるからです。

 

スペインとイタリアで重症化した

人たちを調べたところ、第3染色体の

ある1つの遺伝子が重症化に関係

していることが分かりました。

 

この1遺伝子は、ネアンデルタール人から

受け継いだもので、人種によって保有率が

異なります。

 

最も多いのがバングラデシュで63%

です。

(実際にイギリスに住んでいる

バングラデシュ人は2倍致死率が高い

という報告もあります。)

 

地域別では

南アジア全体で30%、

ヨーロッパで8%

アメリカで4%

となっています。

 

日本を含む東アジアではほとんど

見られません。

 

日本で死者数が少ないのは

遺伝的な要因があるかもしれません。

 

とはいえ日本でも北海道を中心に

感染者数が増加傾向にあります。

 

引き続きマスク、消毒、換気など

予防を継続していきましょう!