こんにちは!

代表理事の保田です。

 

新型コロナウイルス感染症の

影響が各方面に広がって

不安やストレスを感じている

ことと思います。

 

何よりもの感染予防は不安や

ストレスを減らすことです。

 

なぜならば不安やストレスを

感じることで免疫力が低下

するからです。

 

 

不安やストレスを感じると

脳は攻撃を受けていると

判断します。

 

すると

ドーパミン、

ノルアドレナリン、

コルチゾール

といった物質が分泌

されます。

 

これらの物質は

ストレスホルモン

と呼ばれたりもします。

 

ドーパミンやノルアドレナリンは、

心機能を活発にさせ、全身の血流を

増大させ、意識を覚醒させます。

 

コルチゾールはエネルギー源を

確保するため糖を生成します。

 

いずれも攻撃に対しての

臨戦態勢をとるための反応

です。

 

つまりいつでも反撃もしくは

逃走できる状態を作っている

わけです。

 

野生の動物にとっては生死に

関わるので重要な防衛本能です。

 

しかし人間にとっては害になる

ことが多いです。

 

危機が過ぎ去ればストレスホルモンの

分泌は落ち着き、平時の状態に

戻ります。

 

しかし文明社会で生活する

人間は、常に不安やストレスを

感じているため、

ストレスホルモンが常に分泌

している状態です。

 

特に今のように情勢が不安定

ですと、いつも以上に

ストレスホルモンの分泌が

増えてしまいます。

 

するとどうなるでしょう?

 

体内の自律神経系・内分泌系・

免疫系の機構が破綻し、病気が

引き起こされる場合があります。

 

コルチゾールは免疫機能を

抑制する作用があるため

免疫力が低下します。

 

その結果、ウイルスや細菌などの

感染症にかかりやすくなります。

 

免疫細胞がガン細胞を排除できなく

なるため、長期的にはガンの発症にも

つながります。

 

 

また脳に影響し、うつ状態や

不安神経症を引き起こす

可能性があります。

 

さらに胃腸や呼吸器などに影響を

与え,機能性消化不良,過敏性腸疾患,

胃・十二指腸潰瘍,過換気症候群,

自律神経失調症などを起こします。

 

他にも高脂血症、動脈硬化、糖尿病、

高血圧が出現し、脳梗塞や心筋梗塞、

動脈破裂などの危険性が高くなります。

 

 

ストレスホルモンの過剰な分泌を

抑える方法があります。

 

それは

 

(1)瞑想

(2)コーピング

(3)オキシトシン

 

です。

 

瞑想

 

瞑想は日本人には馴染みが

あるので実践しやすいと

思います。

 

最近は欧米でもマインドフルネス

として流行しています。

 

きちんとやると大変なので、

まずは簡単な方法を行ってください。

 

あぐらをかくか、仰向けに寝て、

ゆっくり深呼吸を行うだけでいいです。

 

口からゆっくり息を吐いて、

鼻からゆっくり吸ってを

繰り返します。

 

吐くときに体内の悪いものが

出ていき、吸うときにきれいな

空気が体内に入ってきて、

丹田(へその下あたり)に

溜まるのをイメージしてください。

 

これだけで十分です。

 

心身ともにリラックスするのを

感じられると思います。

 

1日5分、寝る前に行ってみて

ください。

 

 

コーピング

 

こちらは瞑想と違って

馴染みがないと思います。

 

コーピングとは

「上手に対処する」という

意味です。

 

あらかじめストレスを感じた際に

行う気晴らしを決めておきます。

 

人それぞれですが、例えば

 

・深呼吸をする

・アロマやお香を嗅ぐ

・海に行く

・山に行く

・コーヒーブレイクをする

・散歩する

・漫才やコントを見る

・音楽を聴く

・お気に入りのカフェに行く

 

などです。

 

 

そして実際にストレスを感じたら

その状態を客観的にモニターします。

 

アナウンサーの実況中継のように

「今、文句を言われたことに対して

嫌な気持ちになり、ストレスホルモンが

分泌されました。

 

その影響で心拍数が上昇しております。

胃のあたりにもキリキリとした痛みが

出ています。」

 

といった風にするのがおススメです。

 

続けて

「しかし私はストレスホルモンを

減らす技をいくつも持っています。

このストレスに対してどの技を

繰り出しましょうか。

 

まずは深呼吸を試みます。

若干ストレスホルモンが減り

心拍数が落ち着いたようです。」

 

という感じで実況を続けます。

 

ストレスホルモンの分泌は

90秒でおさまるとされて

います。

 

このような実況中継をしているうちに

心拍数が落ち着き、嫌な気持ちが

薄れていくのが分かると思います。

 

不安や心配の正体が動物に与えられて

防衛本能だと理解し、観察できる

ようになれば、不安や心配を

コントロールできるようになります。

 

 

オキシトシン

 

オキシトシンはホルモンの

一種です。

別名「幸せホルモン」

と呼ばれます。

 

オキシトシンは当初

妊娠の促進や母乳の分泌に

関係するホルモンとして

知られていました。

 

しかし最近、ストレスを

和らげる抗ストレス作用が

あることが分かってきました。

 

マッサージを受けたり、

親しい人とスキンシップをとったり、

美しい景色を眺めたり、

好きな音楽を聴いたり、

おいしいものを食べたりすると

分泌されます。

 

このような対処法を

取り入れることで

免疫力を維持し

感染を予防することが

できます。

 

ぜひお試しください!