こんにちは!

代表理事の保田です。

 

あなたは日ごろ口の中を

よーく観察することが

ありますか?

 

歯磨きの際に多少は見ると

思いますが、歯と歯茎を

見る程度だと思います。

 

口内炎になれば中の方まで

見るかもしれませんが、

 

普段何もなければ

それ程気にしませんよね。

 

しかし今日の話を聞いたら

口の中をチェックする

頻度が増えるはずです。

 

なぜなら口の中をチェック

するだけで命が救われる

ことになるからです。

 

あまり聞いたことがない

かもしれませんが、

口腔ガンという病気が

あります。

 

口腔ガンとは口の中に

できるガンの総称です。

 

堀ちえみさんの報道で

有名になった舌ガンも

口腔ガンのひとつです。

 

この口腔ガンになる人が

日本では年々増えています。

 

30年前に比べると

約3倍にも増えており、

年間1万人ずつ増えている

状況です。

 

口腔ガンになった人の約65%が

男性で、60代が最もなりやすい

です。

 

ただし子供や若者にもできる

可能性があるので、全ての

人が気にする必要があります。

 

口腔ガンの主な原因として

・喫煙

・慢性的な刺激

 

が挙げられます。

 

 

慢性的な刺激とは

 

・歯並びが悪くて歯が

舌や口の粘膜に当たる

・唇や舌、口の粘膜を噛んで

しまう

・歯周病がある

 

・被せ物や入れ歯が当たる

・金属の被せ物を入れている

 

・食品添加物を頻繁に摂取する

・熱い物を飲食する

 

などです。

 

いずれも口の粘膜を傷つけ

ます。

 

普通なら傷つけられても

正常の細胞が再生するため

問題ないのですが、あるとき

異常な細胞が再生されます。

 

それでも通常は、免疫細胞に

よって異常な細胞が除去され、

特に問題は起きないのですが、

 

異常な細胞の除去が追いつかなく

なると、前ガン病変が出現

します。

 

前ガン病変とは、まだガンには

なっていないが、放置すると

ガンになる可能性があるものを

いいます。

 

前ガン病変の段階で発見し

治療すれば、ガンになるのを

防ぐことができます。

 

有名な前ガン病変として

胃や腸にできるポリープが

あります。

 

内視鏡検査でポリープを

切除し検査するのは

ガンを予防するためです。

 

 

胃や腸は内視鏡検査をしないと

確認できませんが、

 

幸い口腔内は自分でも確認

できます。

 

口腔内の前ガン病変とは

「赤」と「白」です。

 

舌や歯ぐき、口の粘膜に

鮮やかな赤色に変化している

部分(紅板症)があると、

約50%がガン化するので

注意が必要です。

 

 

 

 

 

また舌や頬の内側の粘膜に

白く変色している部分

(白板症)があると、

3~5%がガン化するので

こちらも注意が必要です。

 

 

 

 

 

紅板症や白板症を認めたら

耳鼻咽喉器科、口腔外科を

早目に受診しましょう!