こんにちは!
代表理事の保田です。
痛みには大きく分けて
- 侵害受容性疼痛
- 神経障害性疼痛
- 筋筋膜性疼痛
の3つがあります。
- 侵害受容性疼痛とは、転んだり
ぶつけたりしてケガをしたときに
感じるような体性痛や、腹痛などの
内臓痛のことを指します。
- 神経障害性疼痛とはケガで神経を損傷
したり、椎間板ヘルニアや腫瘍などで
神経が圧迫されて生じる痛みのことです。
- 筋筋膜性疼痛とは筋肉を覆っている
筋膜に由来する痛みのことです。
⓵や②に対しては痛み止めの内服や
注射が治療の中心となります。
場合によっては手術
(骨折した骨をスクリューやプレート
で接合したり、神経をつないだり、
圧迫しているヘルニアや腫瘍を
切除したり)によって治療を行います。
しかし③は内服や注射、手術では対応
できません。
筋筋膜性疼痛は不動化によって
出現し増悪します。
よって運動することが最良の治療と
なります。
痛みを訴える終末期患者のうち
じつに91%のもの人に筋筋膜性疼痛が
認められたとの報告があるほど
高頻度に認める痛みです。
痛みを和らげるという観点からも
御高齢者や障害者の方、終末期の方には
リハビリが必要です。
最近になり日本でもようやく
ガン患者さんへのリハビリが
積極的に行われるようになって
きました。
ガンが治る時代になったことで
治療後に元の生活に戻るため
リハビリが重要だと認識されて
きたことに加え、
痛みの緩和にリハビリが重要だと
分かってきたからです。
私自身、二度のガン治療で
リハビリによって痛みが和らぐ
のを実感しました。
体中に耐え難い痛みがあることに
加え、強い倦怠感があり、歩くこと
すら苦痛だったのですが、
リハビリを行うことで痛みも倦怠感も
軽くなるのを実感しました。
この経験が現在の在宅リハビリを普及
するという使命につながっています。
誰もがリハビリを受けられる社会を創るため
今後も活動を続けていきます。