こんにちは、
 代表理事の保田です。
 
 先週木曜日に長野県の松本市役所を訪問してきました。

 長野県は近年長寿日本一となったことで、健康に力を入れています。

 なかでも長野県松本市は、市長が医師であることもあり、

 『健康寿命延伸都市』をスローガンに掲げています。

 その一環として市役所と民間が共同で行っている事業

 『松本ヘルス・ラボ』というものがあります。

 https://www.city.matsumoto.nagano.jp/kurasi/sigoto/kenkousangyou/hl.html
  
 簡単に説明すると、松本ヘルス・ラボに登録している市民にモニターとなっていただき、
 健康に関わる商品やサービスをテストさせてもらい、
 
 その商品やサービスを必要とする部署があれば、採用してもらえるといった事業です。
 
 当機構としては在宅医療リハビリの効果をテストしてもらいたいと考え、
 松本市役所健康産業・企業立地課を訪問しました。

 

 しかしお話を伺うなかで分かったのは、松本ヘルス・ラボの真の目的は大手企業の誘致だということです。

 松本市としてニーズがあり、導入することで何らかのメリットがないと採用は難しいとのことでした。

 真に市民の健康寿命を延ばすことを考えていれば、在宅リハビリの普及は最優先事項であるべきですが、
 そのような発想は残念ながら持ち合わせていないようです。

 とはいえ他の地方自治体よりも健康寿命を延ばす意識が高く、

 民間の力を活用するという前進的な考えを持っているのは間違いありません。

 今後も何らかの形で貢献できないか探っていきたいと思います。