こんにちは、
代表理事の保田です。
1日に歩く歩数が様々なことに
影響する研究結果が色々と
発表されています。
今日はその中でも『900歩』
をひとつの目安にした研究発表
について報告したいと思います。
この研究を行ったのはイスラエルの
ハイファ大学です。
研究は65歳以上の入院患者さん171人を
対象に行われました。
研究では身体活動に加え、服薬管理や
買い物などの複雑な動作、抑うつ状態
などにスコアをつけ複合的に評価しました。
その結果、入院前に1日に900歩以上
歩いている人は全てにおいてスコアが
高いことが分かりました。
さらに入院後900歩未満しか歩いて
いない人は、900歩以上歩いている
人に比べ、機能低下する危険性が
4.7倍も高いことが分かりました。
私自身、抗がん剤治療のため
半年間の入院を2度経験しました。
その際、副作用で体が辛くても
できる限り1日に1時間以上歩く
ようにしていました。
その結果、歩くことで機能維持
できることを実感しました。
最近は手術後であっても翌日から
歩かせることが多くなっています。
それは歩かないことで多くの弊害を
生じることが分かってきたから
です。
歩くことを維持するためには
立ち上がり動作が重要となって
きます。
なぜならほとんどの方は
立ち上がれなくなることで
歩けなくなっているからです。
立ち上がってしまえば歩ける
方は意外とたくさんいます。
立ち上がりのリハビリはとても
簡単にできます。
イスやベッドから立ち上がる動作を
繰り返し行うだけでリハビリに
なります。
立ち上がり動作を繰り返し
練習することで脚力をきたえつつ
心肺機能を高めることができます。
簡単ですがとても効果のある
リハビリですのでぜひ取り入れて
ください。