こんにちは!

代表理事の保田です。

 

2018年4月11日に
FDA(米国食品医薬品局)が
AI(人工知能)による
糖尿病性網膜症の自動診断
システムを医療機器として
承認しました。

AIによる診断システムが初めて
承認された歴史的瞬間です。

以前お話したように、レントゲン
やCT、MRIなどの画像診断や、
病理検査などでAIによる補助診断は
始まっていますが、あくまでも
確定診断を下すのは医師でした。

しかし今回承認されたIDx社の
自立型AI診断システム『IDx-DR』
は、医師の介在を一切必要と
しません。

糖尿病網膜症とは糖尿病の合併症
のひとつです。
成人の失明の主な原因で、米国
では年間2万4,000人もの人が
この病気で失明しています。

早期発見できれば治療可能にも
関わらず、診断が遅れるために
失明する人が後を絶ちません。

『IDx-DR』が普及すれば
眼鏡屋さんや健診などで
気軽に検査できるようになり、
多くの人が失明せずにすむ
ようになります。

『IDx-DR』に使用されている
眼底カメラは日本の精密機器
メーカーであるトプコンが
開発したものです。

FDAはトプコンの眼底カメラ
のみ認可しています。

日本が得意とする精密機械
製造技術が最先端の医療を
支えているわけです。