こんにちは!
代表理事の保田です。
6ヶ月間の有酸素運動を行うことで、
アルツハイマー病を持つ高齢者の
認知機能の低下を遅らせるのに
役立つ可能性があることを示す論文が
Journal of Alzheimer's Diseaseに
掲載されました。
今回掲載された論文の実験は次の
ようなものです。
6ヶ月間サイクリング(固定式自転車)
またはストレッチ介入のいずれかを
行った人たちが、
自然に経過した人たちと比べて
認知機能がどの程度維持されたかを
比較しました。
機能評価にはAlzheimer's Disease
Assessment Scale-Cognition
(ADAS-Cog)という
アルツハイマー型認知症の進行
度合いを測る評価法を用いました。
その結果、自然に経過した人たちが
平均で3.2±6.3ポイント進行していた
のに対し、
サイクリングをした人たちは1.0±4.6、
ストレッチをした人たちは0.1±4.1
とアルツハイマー型認知症の進行が
遅くなっていました。
このことからストレッチのような
軽めの有酸素運動だけでも
アルツハイマー型認知症の進行を
防ぐ効果がある可能性が示唆されます。
今回はアルツハイマー型認知症に
対して行われた研究結果でしたが、
認知症全般に予防効果が期待
できると思います。
散歩をすることも有酸素運動に
なるのでおすすめですよ!