こんにちは!
代表理事の保田です。
年をとるに伴い筋肉が減り、
筋力は低下します。
ではどの筋肉が減りやすい
のでしょうか?
一般的に筋力の低下は
上半身よりも下半身に
起こりやすいとされています。
京都大学大学院医学研究科で
下半身の主な筋肉の厚さを
健康な若い女性とご高齢者で
比較したところ、
ご高齢者で最も筋肉が少なく
なっていた筋肉は
大腰筋でした。
若い人の平均値を100%と
した場合、47.2%と半分以下に
減っていました。
大腰筋は腰の骨と太ももの骨を
つないでいる筋肉で、主に
太ももを持ち上げたり、
腰を支える働きがあります。
大腰筋の厚みが少なくなると
歩行の際に足が上がらず、
つまずいて転倒しやすくなったり、
腰が曲がりやすくなってしまいます。
次いで
大腿二頭筋48.9%
(膝を曲げる筋肉。歩いたり
走ったりする際に働く。)
大殿筋62.0%
(太ももを後ろに振る筋肉)
小殿筋62.8%
(太ももを外に開く働き)
外側広筋63.0%
(膝関節を伸ばす働き)
中殿筋63.7%
(小殿筋とほぼ同じ働き)
腓腹筋68.1%
(歩行の際につま先で地面を
蹴ったり、つま先立ちをする)
大腿直筋72.9%
中間広筋74.8%
(ともに外側広筋とほぼ同じ
働き)
ヒラメ筋86.1%
(歩行中かかとを上げる)
となっています。
このことから筋肉量が減りやすい
筋肉を強化するために、
ウォーキングや、もも上げする
トレーニングが重要であることが
分かります。
余裕があれば、足首に重りを
つけるとより良いトレーニングに
なります。